犬を飼うと決めたら、まず考えるのは犬種ですよね。
小型犬?大型犬? 短毛?長毛?
飼育環境などによっても犬種も選びは変わるので、飼う前にいろいろな方面から検討してみてください。
犬のサイズ
超小型犬・小型犬とは?
明確な基準はありませんが、成犬になった時の体重が10㎏以下の犬を小型犬、その中でも体重5㎏以下の犬を超小型犬と呼んでいます。
犬種としては、
超小型犬:チワワ、トイプードル、マルチーズ、ポメラニアン、ヨークシャーテリアなど
小型犬:キャバリア、柴犬、シーズー、ダックスフンド、パグ、ペキニーズなど
がいます。
柴犬は体重的に考えると小型犬になりますが、他の小型犬と比較すると見た目は中型犬に近いような気がしますが・・・。
中型犬に分類されているものもあるので、微妙なラインですね。
中型犬とは?
体重が10㎏以上、25㎏以下の犬を中型犬と呼んでいます。
犬種としては、
コーギー、フレンチブルドック、ボーダーコリー、アメリカンコッカ―スパニエル、日本スピッツ、シャットランドシープドックなど
がいます。
大型犬とは?
体重が25㎏以上の犬を大型犬と呼んでいます。
犬種としては、
ハスキー、ゴールデンレトリバー、バーニーズ、ラブラドールレトリバー、ドーベルマン、シェパード、ボクサー、グレートデン、秋田犬、サモエドなど
がいます。
日本で圧倒的に人気なのは、超小型犬・小型犬で全体の70%ほどと言われています。
被毛の種類
犬の被毛は、犬種によってダブルコートとシングルコートに分かれています。
ダブルコートとは?
固くて長いオーバーコート(上毛)と柔らかくて細い短いアンダーコート(下毛)の二重構造からなっているものをダブルコートと呼びます。
主に、オーバーコート(上毛)は皮膚を守る役割を持ち、アンダーコート(下毛)は保温・保湿の役割を持っています。
そのため、ダブルコートの犬は冬毛から夏毛に変わる春と、夏毛から冬毛にかわる秋の年2回、アンダーコートの生え変わりで驚くほど毛が抜けます。
犬種としては、
秋田犬、ゴールデンレトリーバー、シーズー、柴犬、ダックスフンド、ポメラニアンなど
がいます。
シングルコートとは?
アンダーコート(下毛)がない、一重構造からなっているものをシングルコートと呼びます。
シングルコートの犬は一年を通して毛が生え変わるため、ダブルコートの犬と比べると抜け毛は少ないです。
しかし、アンダーコートがないので寒さや温度の変化などは少し苦手です。
犬種としては、
プードル、マルチーズ、ミニチュアピンシャー、ヨークシャーテリア、パピヨンなど
がいます。
シングルコートの中でも、トリミングが必要とされているプードル、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどは特に毛が抜けにくく、アレルギー持ちの方でもお勧めです。
ちなみに、動物アレルギー持ちの意見としては・・・
一番毛が抜けないトイプードルであっても、自身体調が優れないときは一瞬でアレルギー症状がでるので、アレルギー持ちの方は慎重になることが必要です。
被毛の長さ
犬の被毛の長さによって、短毛種、中短毛種、長毛種に分かれています。
短毛種とは?
毛の長さが3㎝前後の長さの犬を短毛種と呼びます。
犬種としては、
ダックスフンド(スムース)、チワワ(スムース)、パグ、フレンチブルドック、ラブラドールレトリバーなど
がいます。
中短毛種とは?
短毛種と長毛種の間くらいの長さの犬を中短毛種と呼びます。
犬種としては、
秋田犬、コーギー、柴犬、シベリアンハスキーなど
がいます。
長毛種とは?
毛が伸びて長い犬を長毛種と呼びます。
犬種としては、
ゴールデンレトリーバー、シーズー、ダックスフンド(ロング)、チワワ(ロング)、マルチーズ、ポメラニアンなど
がいます。
どの被毛の長さであっても、オーバーコートの定期的な生え変わりはあるので、毛は抜けます(一部の犬種を除く)。
長毛種より短毛種の方が毛が抜けないと思っている方も多いですが、短毛種は毛の生え変わりサイクルが早いので毛はよく抜けます。
実際にフレンチブルドックなどを飼ってみて、思っていたより毛が抜けるという話もよく聞きますので注意が必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は犬の見た目のみ書きましたが、犬種によって様々な違いがあることがわかっていただけたかと思います。
日本の生活環境に合っている小型犬、飼育率は低いですが存在感ばっちりの大型犬、
定期的なトリミングは必要ですが抜け毛が少ないシングルコート、
大量の抜け毛はありますが体温調節は比較的得意なダブルコート。
犬種選びに悩みすぎはないと思うので、彼ら(彼女ら)の特徴を考慮し、納得いく犬種選びをしましょう!