アニマル

エキゾチックアニマルとは?

「エキゾチックアニマル」と確立された定義はないようですが、

ペット業界では伴侶動物として飼育されている犬猫以外の小動物全般を呼んでいることが多いようです。

犬猫を飼いたいけど生活環境的にも予算的にも厳しいのであれば、

小鳥・ウサギ・ハムスター・ハリネズミなどのエキゾチックアニマルも視野に入れてみたらいかがでしょうか?

最近ではペットショップでも多くの種類を見かけます。

まだ、一般的ではなく生態が知られていないことが多いので、

今回は代表的なエキゾチックアニマルについて紹介していきたいと思います。

(小鳥は種類が多いので、別の記事で!)

ふわっふわの毛並みが可愛いウサギ

野生ではウサギは群れで暮らしていて、明け方・夕暮れ(薄暗い時間帯)に縄張りの範囲内で行動するなど、

保守的で警戒心が強く怖がりな性格です。

オスは甘えん坊で懐きやすく、メスは気が強いと言われています。

懐くと飼い主の後を追いかけたりするようになりますが、家族の中の1人だけに懐く傾向があります。

野生では捕食される側の弱い動物(草食動物)であるため、身体の不調を隠す傾向があり、

異変に気が付いた時には、命に関わるほど症状が進行していることもあるので特に注意が必要です。

また、暑さに弱いため暑い時期は24時間クーラーを入れる必要があります。

寿命は7~8年ほどですが、最近ではフードや飼育環境の変化で10年を越えるウサギも多くいます。

メジャーなペット ハムスター

ハムスターは単独で行動し、慎重で臆病な性格です。

夜行性のため、日中ほとんど眠っていますがあたりが暗くなると活動します。

縄張り意識も強く、気の合わない相手だと激しく争います。

小さな身体から想像つかないほど活発で、一晩で数km移動することもあるため、

飼育環境下では回し車など運動ができるよう工夫が必要です。

人に慣れやすいイメージがありますが、いきなり触れたり持ち上げたりすると怯えて噛むことがあるので、

時間をかけて根気よく慣らしていくことが大切です。

慣れてくると、手に平に乗ってくれたりもします。

また、暑さ寒さ湿気が苦手なので温度管理が必要です。

寿命は2~3年ほどです。

人気NO.1 ハリネズミ

ハリネズミはネズミという名がついていますが、モグラと同じ仲間です。

群れを作らず単独で行動し、警戒心が強く臆病な性格です。

夜行性のため、夜になると活発に行動します。

警戒心が強く臆病な性格なので、隠れ家などを作りストレスや不安を与えない環境作りが大切です。

慣れるまで時間はかかりますが、慣れると人の手から餌を食べたり、手の平で丸まったりもします。

また、暑すぎたり寒すぎたりすると休眠状態になってしまうので、温度管理が必要です。

寿命は2~5年ほどですが、飼育の際は習性を理解し、病気・怪我に気を付けて育てることで、8~10年ほど生きるハリネズミもいます。

感情表現NO.1 フェレット

フェレットは、イタチ科に属する肉食性の小動物です。

国内で1番流通されているフェレット(マーシャルフェレット)は、穏やかでおっとりした性格が特徴で耳に2つの入れ墨があります。

個体差はありますが、噛み癖はなく飼いやすいと言われています。

エキゾチックアニマルの中では、1番感情表現が豊かで飼い主にもよく慣れ、名前を呼ぶと駆け寄ってきたりもします。

1日の半分以上は、眠って過ごします。

国内のフェレットは、去勢・避妊手術、臭腺除去手術を施されて輸入しているので、

そこまでは強烈な臭いはありませんが、獣特有の臭いは多少残っています

寿命は7~8年ほどですが、動物医療の発展によって寿命は伸びています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

エキゾチックアニマルは自然界では弱い立場であるため、臆病で警戒心が強く弱っている姿を見せないのが特徴です。

過度なスキンシップは、彼ら(彼女ら)にストレスを与えてしまうことになるので、

適度な距離を保ちながら日々状態を確認することが重要です。

手軽に飼えそうなエキゾチックアニマルですが、犬猫以上に習慣・特性を理解して育てなくてはいけないですね。

また、種類によって様々な特徴があるので、定期的に診てくれて相談できる動物病院を探すことも必要なのかも知れません!